世界複合遺産

Rock Islands Southern Lagoon

南ラグーンのロックアイランド群

パラオ南西部に浮かぶ「南ラグーンのロックアイランド群」が2012年、ユネスコ世界遺産に登録されました。

「ロックアイランド」は、サンゴ礁が海に侵食されてできたマッシュルーム型の島々が織りなすことにより独特の地形景観をみせており、その島の数は445におよびます。また、島々に囲まれるように存在する湖のような景観を見せる「マリンレイク」は世界遺産の登録エリア内に52ヵ所あり、多様な生命が育まれる場として貴重な存在になっています。

今回、世界遺産に登録された約10万ヘクタールの海域には、確認されているだけで746種の魚、385種のサンゴ、13種のサメやマンタ、ジュゴンなどの海洋生物が生息し、「ジェリーフィッシュレイク」に生息する世界的に珍しいクラゲなどの固有種もおります。新種も続々と見つかっており、海洋生物の多様性や希少性は、学術的にも高く評価されています。

自然の豊かさだけでなく、パラオには紀元前3100年から約2500年間にわたって人が住んだ形跡があり、洞窟や岩絵、墓などの生活の痕跡も残っています。これら自然・文化の普遍的価値が認められ、世界でも数が少ない「複合遺産」として登録されることになりました。